期待値(EV)計算機

予測市場取引の期待値を計算し、プラスEVの機会を特定しましょう。

EV計算機

あなたが考える真の確率
現在の市場価格(例:50セント = 50%)
投資予定金額

期待値(EV)とは何か

期待値(Expected Value、EV)とは、同じ条件の取引を何度も繰り返したときに、1回あたり平均でどれだけの損益が出るかを表す数値です。予測市場では値動きを当てるのではなく、「市場価格と自分の推定確率のズレ」を測る指標として使います。

Polymarketの価格は確率そのものです。50セントのYESコントラクトは、市場がその事象の発生確率を50%と見積もっていることを意味します。あなたの推定確率がそれを上回っていれば、その差がそのままあなたの優位性(エッジ)になります。

EV = (勝率 × 勝利時の利益) − (敗率 × 敗北時の損失)

価格がそのまま確率になる予測市場では、もっと単純な形で表せます。

エッジ = あなたの推定確率 − 市場価格

計算例:市場価格50%に対し真の確率60%と見積もった場合

100 USDを賭けたときの損益を考えます。50セントで購入したYESは的中すれば1ドルになるため、勝利時の利益は100 USDです。

項目計算結果
あなたの推定勝率—60%
市場価格(インプライド確率)—50%
エッジ60% − 50%+10ポイント
勝利時の利益100 × (1 − 0.50) ÷ 0.50+100 USD
敗北時の損失—−100 USD
期待値(EV)(0.60 × 100) − (0.40 × 100)+20 USD
投下資金に対するROI20 ÷ 100+20%

この取引はプラスEVです。1回の結果は勝つことも負けることもありますが、同じ条件を100回繰り返せば平均で1回あたり+20 USDが期待できます。

EVの3つの状態

予測市場で成功するには、市場価格と真の確率のギャップを見つけることが重要です。

日本のトレーダーが押さえるべき実践ポイント

計算式は世界共通ですが、日本から予測市場を利用する場合は為替と資金管理の2点が最終的な成績を大きく左右します。

円建てで損益を把握する

Polymarketの入出金と損益はUSDC建てで確定します。円換算の損益は「USDCでの損益 × 為替レート」で決まるため、取引そのものがプラスでも円高になれば円建ての利益は目減りします。EVの計算はUSDCで行い、円換算は別枠で管理すると判断がぶれません。

エッジの最低ラインを決める

実務では、エッジが10ポイント未満の取引は見送るのが一般的です。自分の推定確率には必ず誤差があるため、エッジが小さいと推定ミスがそのまま損失になります。まずは15ポイント以上の取引だけを対象にすると判断の精度が上がります。

1回の賭け金を固定する

プラスEVの取引であっても、賭け金が大きすぎれば資金が尽きて破綻します。1取引あたりのリスクを資金の1〜3%に抑え、エッジの大きさに応じて配分を調整してください。賭け金の最適値はケリー基準で計算できます。

よくある間違い

よくある質問

期待値がプラスなら必ず勝てますか?

いいえ。プラスEVは長期的な平均の話であり、1回の取引の結果を保証するものではありません。プラスEVの取引でも負けることはあり、十分な回数を重ねて初めて優位性が結果として現れます。

エッジは何ポイント以上あれば取引すべきですか?

目安は10ポイント以上、できれば15ポイント以上です。自分の推定確率には誤差があるため、エッジが小さいと推定ミスがそのまま損失に直結します。

市場価格が高いほど有利ですか、安いほど有利ですか?

価格そのものは有利・不利とは無関係です。判断基準はあなたの推定確率との差だけです。90セントでもあなたの推定が95%ならプラスEVであり、10セントでも推定が5%ならマイナスEVになります。

EVとケリー基準はどう使い分けますか?

EVは「その取引に参加すべきか」を判断し、ケリー基準は「いくら賭けるべきか」を決めます。まずEVで取引の可否を絞り、残った取引に対してケリー基準で賭け金を計算するのが基本の流れです。

日本からでもEV計算は同じように使えますか?

はい。EVの計算式は市場や地域に依存しません。ただし損益はUSDC建てで確定するため、為替変動を考慮した資金管理を行ってください。

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